ご無沙汰しております。

いや〜、実名での活動が忙しくなってしまいました。つまり、仕事が忙しい。で、onkimo のほうはほったらかしです。


毒にも薬にもならないこのブログ、書かないでも誰にも迷惑がかからないので気楽ですが、それでもあんまりほおっておくのもなぁ。


ということで、久しぶりに近藤邦明さんのページ、「環境問題を考える」を見に行ったら、なんと、槌田敦さんのあたらしい陳述書が出ているではあーりませんか。


上申書 -- 「環境問題を考える」
http://www.env01.net/global_warming/saiban2/20120201.pdf


気象学会を訴えた裁判は槌田さんが「よっしゃ、これぐらいにしといたるわ」とおっしゃって終わってしまいましたが、*1 東大を訴えた裁判はまだ続いていたんですね。本業の原発でお忙しいところ、温暖化の方にも気を配って頂いていたようで。


で、読んでみましたが、相変わらず、この人は法廷で科学論争をしたいようですね、と思わせる文章でした。


いえ、名誉毀損を訴えてはいるのですが、その前提が「俺が正しいのにあいつら俺が間違えてるといってやがる」なのですよ。


たとえ槌田さんがのおっしゃることが正しかったとしても、それで損害賠償を求めるのは難しいのじゃないかなぁ。だって、間違えたら「はい、損害賠償」では、学者なんて職業は成り立たなくなってしまいますよ。


あとは「言葉遣いが悪いから侮辱だ」ぐらいだけど、口の悪さでは槌田さんも相当、ねぇ。


東京大学を相手取った裁判も、気象学会裁判と同じ途をたどっているようです。


とはいえ、裁判も勝負事。何が起こるかわかりません。


槌田さんが「よっしゃ、これぐらいにしといたるわ」とおっしゃるまで、ぬるーくウォッチを続けたいと思います。

*1:気象学会の見方はこちら
http://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2011/2011_11_0058.pdf