温暖化ぐらい人々の暮らしに関わる問題に

なると、研究するのもいろいろと大変です。いえ、私のようなぺいぺいはなんら問題ないのですが、偉い人はねぇ。


こちらの記事です。

温暖化懐疑派、警鐘鳴らす学者に嫌がらせや脅し -- 環境 -- YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20110817-OYT1T00169.htm


読んでいただけばわかりますが、アメリカで温暖化に警鐘を鳴らしている研究者達が訴えられている、ということですね。一行目にだけ書いてあって、それ以上の情報がウェブの記事からは読めないのだけど、オーストラリアではもっと変なことが起きていてます。polly さんのこちらを読んでください。


私はなぜ気候学者を脅迫するか:脅迫者自身によるビデオ -- 気候変動覚え書き
http://ptrboundary.at.webry.info/201107/article_2.html



で、読売記事に対するはてなのブクマがこちら。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.yomiuri.co.jp/eco/news/20110817-OYT1T00169.htm


ブクマコメを見ていると、そこそこ温暖化に懐疑的な方々が多いみたいです。で、タイトルに嫌がらせと入っているけど、訴訟を起こされたり数千点の電子メールと書類の提出を要求されたぐらいで「嫌がらせ」と書くなんて理解できない、との感想が。


なんでそんな感想を持つ人が少なからずいるのか、不思議です。訴訟に巻き込まれるのがいやじゃないのかな?自分にまつわる書類やメールが公開されるのはいやじゃないのかな?


嫌がらせというのは相手がいやなことをやることです。訴えるのは、普通の人に対しては、十分な嫌がらせ。悪徳商法の人たちがよく使ったりしますよね。


逆に、共和党の人と交わしたメールを公開せよとの訴えが、温暖化懐疑論を唱える赤祖父さんに対してなされたら、それは嫌がらせですよね?たとえ赤祖父さんに後ろ暗いところがなくても、いやーな感じがすると思います。


だれだっていやなんですよ、裁判に関わるのは。巻き込まれたら研究もおろそかになってしまいますし。


訴える人たちは気候の研究なんてしないので、困るのは一方的に気候学者の側。そう考えると、訴える側は気候の研究が進んではまずかったりもするから、訴訟は嫌がらせとあわせて足を引っ張ることができて一石二鳥だったりもする。


まあ、裁判がどう転ぼうが、地球温暖化の科学それ自体は影響を受けないので、私にはさして関係のないことではあるのですが。でも、やっぱり業績のある研究者が法廷に引きずり出されるのを見るのは、気分が良くありません。


ちなみに、日本でも裁判が進行中です。槌田さんがいろんな人を訴えているので。槌田さんもまじめに研究したら、代理人立てずに裁判なんてやっている暇ないと思うのだけどな〜。ま、もう引退されたのでお暇なのでしょうが。<追記>

mushi さんが同じテーマで記事を書かれています。どうぞお読みください。

http://ameblo.jp/mushimushi9/entry-10990660297.html


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