IUGG に出席しています。

いま、メルボルンにいます。


IUGG というのは、地球物理学関係の国際学会の連合体です。詳しくは


wikipedia:国際測地学・地球物理学連合


をご覧下さい。


Wikipedia にあるとおり、この会議は 4 年に一度行われる、世界中の研究者が集まる総会です。のべ数千人の研究者が参加する、この業界としてはとても大きなもので、今回も Melbourne Convention & Exhibition Centre という大きな会場で開かれています。


4 年に一度ということで、まあ、オリンピックのようなものですね。超一流のアスリートがいる一方で、彼らに比べれば大きく実力の劣る選手も参加するオリンピックと同じく、IUGG の総会も、偉い先生も私のような吹けば飛ぶような研究者も参加し発表してわいわい議論しています。たのしいですよ!


分野が違うのでよくわかりませんが、地震の話はやっぱりホットみたいですね。日本の地震にくわえ、南半球では昨年ニュージーランド地震もありました。そのほかにもチリの地震も。


もちろん、温暖化の話も多いですよ。プログラムを見ると本当にたくさん温暖化の話があります。


今は "Climate Change: a 360 Degree-View from IUGG Associations" というセッションに出て、海洋の温暖化の話を聞いています。50 年間で海がどのように変化し、どのように温暖化してきたか、という話です。いまこの瞬間は、海の断面を見せていますね。海の温暖化は大気と接している層に見られていて、深いところはそんなに変化していない、という話です。あ、モデルと観測との比較の話に移りました。ふむふむ。


このセッションでは、H. Svensmark が発表します。これ、あのスベンスマルク?タイトルは "Evidence of Nearby Supernovae Affecting Life
" 。うぁー、すげー聞きたい。残念ながら別会場で私の仕事に関係の深い講演があるので聞けません。ほんとにあのスベンスマルクなのかな?あとで所属をチェックしてみなければ。


ところで、温暖化懐疑論の発表はあるのかな?プログラムをざっと見た感じ、見当たりませんでした。たぶん少しはあると思うので、あとで探してみたいと思います。でも、他におもしろそうな講演がいっぱいあるので聴けそうにないな…。