東日本大震災、恐ろしい地震でしたね。

日本は災害が多い国です。私も生まれてこの方、多くの衝撃的な映像に接してきました。なかでも 1995 年の阪神淡路大震災の、倒壊したビルや高架、町中に火災が発生している空中写真などの映像は、私にとって最大の衝撃でした。


ですが、今回の東日本大震災には、それ以上でした。


特に津波です。当日ニュースで流れた、田畑やビニールハウスを飲み込む津波が道路を走る自動車に迫っていく映像は、仙台の南部のようななめらかな海岸線のところでは大津波の心配がないという私の勘違いを一発で打ち砕くものでした。また、三陸沿岸における、4 階建てのビルの屋上に乗用車が鎮座していたり、二階建ての民家の隣に貨物船のような大きな船が並んでいたりする報道写真は理解を超えたものでした。


マグニチュード 9 という、日本の付近で起きたものとしては史上最大の今回の地震に対しては、ほとんどすべての日本人が準備できていなかったのではないかと思います。


自然は時に人類の想像を遙かに超えた衝撃を私たちにもたらします。


このブログで扱う地球温暖化ではこのタイプの衝撃映像は出てこないだろうと私は思っています。ですが、何が起こるかはわかりません。想像を超えたものには対処しようがありませんが、少なくとも、謙虚に、注意深く自然を観察していく必要はあると思います。*1


遅くなりましたが、震災で被害に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。

*1:もし、人知を越えた現象が起きて、たいした副作用もなく地球温暖化が回避されたら、それはすばらしいですね、懐疑論者の皆様。