ま、おっしゃることがちゃんと理解できているかは
わかりませんが。
2010-03-09 曇り -- finalvent の日記
http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20100309/1268094271
ちょっと前に絡んだので、私も思うことを書いてみたいと思います。
私は、これも失笑を買うのかもしれないが、自分ではたいした頭ではないし、知識はないなと自覚している。だったら、なにも言うなよということではあるのだが、適当な距離で、ぼそっと、つぶやく。理解されなければ聞かなくてもいいよくらいの距離のつもりなのだが、実際にはこれは皮肉に解される、というか、いわゆる、自分は頭がよい・知識があるという人を刺激するらしい。
finalvent さんはたいした頭と知識をお持ちだ。私とは比ぶべくもない。ただ、たまたま地球温暖化の科学という限定された領域においては私の方が知識が多い。
「理解」できなければ「聞かなくても良い」のかもしれないが、聴かずとも聞こえてしまう finalvent さんのつぶやきは、たまに私の心のある場所をぐりぐりと刺激する。
私が 「finalvent の日記」や「極東ブログ」を読むのは、懐疑論者ウォッチのためではなく、記事の多くが好きだからである *1。批判を加えた記事にさえ好きな記事はある。
私のような人間を引きつけてしまう、それは finalvent さんがアルファブロガー *2 だからであり、つまりはクオリティの高い記事を書き続けているが故の業、カルマなのだろう。
このとき、私は何を思っているかというと、ああ、そんなことで刺激を受けるようなら私と同じレベルかな、ああ、御同朋と思っている。むしろ、友情と同情を感じているのが、これがさらに通じない。
finalvent さんと同じレベルなら、私にとってはほめ言葉ではある。むろん、そんな訳がないのはブログの影響力一つ取ってみても明白だ。
立場は反対のような気はしているが、温暖化のことを自分なりに考えているという点において、私は finalvent さんを「ああ、御同朋」とおもい、「友情と同情を感じて」いる。だが、たぶんこれは finalvent さんには「通じない。」通じるよう努力をする気もないのではあるが。
かくして悪循環は止まらず、私は悪評をさらにかさねてリンボこそ一定住処ぞかしである。
悪評を重ねているかどうかは知らないが、問題なのは finalvent さんの住み処はリンボではないことなのだ。もしリンボだとしたら、それはスポットライトをあび、大出力のスピーカーにつながったマイクのあるちょっと特殊なリンボなのだ。いくら小声でつぶやいているつもりでも、その声は辺土にとどまらず、地獄にも天界にも大音声で響き渡ってしまう。
かくして、「いわゆる、自分は頭がよい・知識があるという人」と finalvent さんがレッテルを貼った者たちを引き寄せることとなる。それが神なのか天使なのか、はたまた堕天使か地獄の鬼かはわからぬが。
私は finalvent さんに比べると若く、角が取れていない。そこは目をつぶって、たまには温暖化の記事を書き、それに私が突っかかったら老練にお相手して頂けると幸いである。
