忘れていたのですが、槌田さんが

気象学会を訴えた裁判の第一審の判決が出た模様です。最初の裁判はもう最高裁まで行って判決が確定しているのですが、続いて、気象学会を相手取ったもう一つの裁判を起こされていたのです。


いろいろなことを鑑みるに、どうも槌田さんは目的を達成されたようですね…。


以前、こちらで紹介したことがありました。

果たしてリベンジと -- 気持ち^2
http://d.hatena.ne.jp/onkimo/20110302/1299068710


裁判の結果ですが、槌田さんの盟友、近藤邦明さんがなさっているページ、「環境問題を考える」に判決文が提示されていました。


気象学会第二裁判判決文 (pdf) -- 環境化問題を考える
http://www.env01.net/global_warming/saiban/20110907_1.pdf


で、判決文を読んでみたのですが…。槌田さんの敗訴です。当然ですね。


判決文は、まあ、あっさりしたものでした。


近藤さんもコメントしていらっしゃいますが、前回と異なり、今回の判決では論文の内容に触れていません。気象学会の中のことだから気象学会で決めてくれ、裁判所は知らん、というのが基本の判決でした。


すでに一度目の裁判があるからでしょうか、あっけなく判決に至りましたね。半年しかかかっていないし、口頭弁論とかも少なかったようです。なんだか裁判所も面倒くさがっているような…、あ、いえ、そんなことはあるはずないですが。


近藤さんのコメントはこちらで読めます。


気象学会第二裁判など -- 環境問題を考える
http://www.env01.net/frommanager/2011/fm2011_22.htm#n659


敗訴とはいえ、槌田さんの目的は達成されたのだと思います。勝敗は関係ない。


以前の記事にも書きましたが、槌田さんにとって大事なのは「言いたいことを言う」、「本人の気持ちを正面に掲げる」だったのです。


良かったですね。裁判所で話を聞いてもらえて。


近藤さんによると、控訴はなさらないようです。原発事故やもう一つの裁判でお忙しいそうで。


それに、たぶん、気象学会相手の裁判にはもう満足されたのでしょう。


気象学会の関係者の方、弁護士の方、および、裁判所の方、おつかれさまでした。