いっそ、SPEEDI のソースコードを

無料で一般に公開しちゃえばいいんじゃないかな、と思いました。


SPEEDI、良くできたシステムだと思うけど、こんなになってしまったら先はないでしょ?それなら、これまでの開発の成果をコードという形で世に出してしまえば良いのではないかと思います。


問題は気象モデル部分ですね。聞くところによると MM5 を使っている。 *1 これ、完全に free かどうかわからんです。私、疎いもので。でも、最新のモデルってわけではないから、なんか道があるはず。


計算機資源はユーザに用意してもらいましょう。今ならちょっと大きめの PC で動くはず。研究者が誰でもやっているように、Linux を乗っけて、Intelコンパイラかなにか導入したら、そんなにお金かからない。何本もシミュレーションながしてアンサンブル予測を行うならスパコンがあった方が良いけど、そんな使い方しないよね? DWD のまねをするぐらいなら PC で十分。


あ、データを買う必要があるなぁ。GPV。どのデータが必要かわからんけど、データの費用に月数十万くらいかかりそう。*2 でも、だからといって一般の人たちがすべてあきらめてしまうとは思えません。命の値段だと思えば、気合いの入った人が数人お金をだせば何とかなる。*3


一般の人たちが自前で計算できるようになるので、原子力安全委員会文科省の負担は減るのではないかと思います。隠蔽しているのではないかといたくない腹を探られることもなくなりそうだし。DWD のような海外の機関に迷惑をかけることもなくなりますしね。


いえ、めちゃくちゃやる人は多いに違いないから、大混乱になると思います。でも、おもしろそう。そして、トンデモさんが淘汰され、大混乱が収まった頃には、これまでより桁違いに多くの人たちがリテラシを身につけることになる。なによりも、それが日本という国においての財産になると思うのです。


虎は死して皮を留め人は死して名を残す。SPEEDI もそうやって世の中の役に立てれば、多額の予算を投入した甲斐があったと言えるのではないでしょうか。それにしてもお金がかかりすぎではありますが。

*1:8/4 追記: SPEEDI はオリジナルのモデルを使っているそうですね。WSPEEDI に MM5 が使われているみたいです。げおさんのコメントを参照してください。

*2:費用はこちら
http://www.jmbsc.or.jp/hp/online/c-onlineF.html

*3:ほかにも問題点はあるかも。GPV の利用目的は制限されているかもしれませんね。もしかしたら法律的にやばい?疎いので全くわかりませんが。