いつもお元気武田邦彦さん、

今日も社会の悪を撃っておられます。


雨量と被害 ・・・ 東京都政は崩壊している -- 武田邦彦(中部大学)
http://takedanet.com/2010/07/post_599a.html


武田さん、出だしから吠えています。


温暖化すると台風やアメリカのハリケーンが大きくなり、大変なことになると言われて久しい。温暖化脅威論の人たちのデータによると20世紀はすでに世界で1℃近くも気温や水温が上がっていると言う。


これまでのNHKの報道が正しければ、100年間に熱帯性低気圧が増えているはずだ。


ところが、データによると 1980 年ごろから台風の数は減少、おかしい、と。


そして、矛先は都政にも。温暖化の話を鵜呑みにして対策をする一方、東京における豪雨の被害が出ていることを指摘し、


2010年7月初旬の雨による東京の被害は、まさに「東京の人はなんとアホなのだろう」という感じがした。


都知事の責任を問う声が出ないのが不思議だ。都知事は「ツバルが沈んでいる」などと間違いを言って都政を指導してきたが、50ミリを超えるような雨がくるとツバルどころか東京が沈んだ。


「温暖化で豪雨がくる」と良い(ママ、言い、の間違いか?)、「全てを舗装し、下水道で水をさばく」という方針なら、こんな杜撰な都市計画も無いだろう。


あれほど「温暖化、温暖化」と叫んでいた人が、自分の住む東京すらちょっとした雨で守れないとは情けないことだ。


だそうです。


☆\(-_- ) ぉぃぉぃ



「すべてを舗装」について、都市計画としてはどうか、というのは何が言いたいのか?舗装を引っぺがして土埃の舞う道に戻すべきと言いたいのか?


公園や緑地をもうけるべき、ということだとしたら、なかなかできていないのは確かだが、それは東京に人が多すぎて地価が高くまた強制的に人を排除することができないせいのはず。温暖化対策とを絡めるのはいかがなものか?


そして、最大の問題点は、「これまでのNHKの報道が正しければ、100年間に熱帯性低気圧が増えているはずだ。」のくだり。


気候学者は温暖化すると熱帯低気圧が減ると、今のところ考えているんですよね (数年前はそう。たぶん、今もそう。)。たとえば、この記事


地球温暖化で「台風」はどう変わるか -- Blue Earth
http://www.jamstec.go.jp/pdf/blue_pdf/be74pdf/08_11.pdf


武田さんの言うとおり、NHK がこれと逆の方向で報道していれば、それは大問題です。是非、証拠を挙げていただきたいと思います。


まあ、番組でよくわかっていない人がそのようなことを口走ることはあったかと思いますが、NHK 自身がそのようなことを言ったとはとても思えない…。


まあ、とはいえあんまり悪気は無いのでしょう。武田さんが多分「ストローマン」をやっているわけですが、でも、わざとではなさそうです。心の底から「NHK は温暖化すれば台風が増える」と言ったと思っているに違いありません。そして、多分、IPCC の専門家達もそう言っていると思っているはず。


なにせ、武田さんは誠実なのですから。


誠意大将軍の名は武田さんにこそふさわしいのではないでしょうか www


誠意大将軍 -- Google 検索
http://www.google.co.jp/search?aq=f&sourceid=chrome&ie=UTF-8&q=%E8%AA%A0%E6%84%8F%E5%A4%A7%E5%B0%86%E8%BB%8D


さて、台風の数の件ですが、その数がどうして変動するのか、というのはちょっと難しい話です。私もちゃんと理解できていません。勉強していつかブログで取り上げたいと思います。