スベンスマルク説って

温暖化以外の文脈で語られることはあるのだろうか?


せっかくの理論なんだから、他のところにも適用してみて、気候学者たちが気づかなかったことが説明できたらおもしろいと思う。いや、気候に限らず、雲にまつわる気象現象に応用してもおもしろいはずなのだ。


スベンスマルク説に対する気候学者の食いつきが今ひとつなのは、それを採用するメリットがないから。温暖化も CO2 で説明できているわけだし、それ以外でも、他のどれでもなくスベンスマルク説"だけ"がすばらしい解を与えているような気象学、気候学上の謎はないように思える。


とはいえ、スベンスマルク自身は彼の説がいろいろなことを説明できると強調していたのだが。


みんな大好きスベンスマルク (6) 何を言ったかスベンスマルク (上)
http://onkimo.blog95.fc2.com/blog-entry-76.html
みんな大好きスベンスマルク (7) 何を言ったかスベンスマルク (下)
http://onkimo.blog95.fc2.com/blog-entry-77.html


ただ、彼があげた事柄については、スベンスマルク説"だけ"がその説明を提供しているわけではない。すでに一応の説明はされていて、スベンスマルク説が特に優位であるわけではない (と思う)。