あらら、どうも勘違いして

理解していたみたいです、スベンスマルクの言うことを。


本当に、日本語のちゃんとした資料って無いですねぇ…。だれかちゃんとまとめておいてよぉ。


Wikipedia も勘違いしてるんじゃないのかな?


スベンスマルク効果 -- Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%99%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF%E5%8A%B9%E6%9E%9C


原理的には霧箱の仕組みを地球大気に当てはめたものであり、大気に入射した高エネルギー宇宙線は空気シャワー現象によりミュー粒子などの多量の二次粒子を生じさせ、その二次粒子を核として雲の形成が促進される効果を指す。


ぼくもそうだと思っていたのだけど…。スベンスマルクが最近になって言うことを変えたのか?それともみんな勘違いしているのか?


ちなみに、霧箱は二次宇宙線によってイオン化した気体分子を核として凝結が起きる。一方で、スベンスマルクは、硫酸塩エアロゾルを十分な大きさにするときに、宇宙線がたたき出した電子が効果を発揮している、と言う。


つまり、霧箱の場合、二次宇宙線からできたものが直接凝結核となり、一方でスベンスマルク説の場合、二次宇宙線からできたものが凝結核になる物質を作る手助けをする、と言っている。


あと、7 日の遅れについてのスベンスマルクの説明がこちらに。
Cosmic meddling with the clouds by seven-day magic
http://climaterealists.com/index.php?id=3804#


7 日のおくれっちゅうのは、こちらの元論文に出ていた、 Forbush event からの遅れのことです。
http://www.agu.org/pubs/crossref/2009/2009GL038429.shtml

AGU は読めない人がいるわけだけど、こちらのプレプリントはだれでも読めるのかな?
http://wattsupwiththat.files.wordpress.com/2009/08/svensmark-forebush.pdf