温暖化を防ぐには地球を

いじってしまえば良い、と考える人たちがいるらしい。


A biased economic analysis of geoengineering -- RealClimate
http://www.realclimate.org/index.php/archives/2009/08/a-biased-economic-analysis-of-geoengineering/

に引用されている

An Analysis of Climate Engineering as a Response to Climate Change -- COPENHAGEN CONSENSUS ON CLIMATE
http://fixtheclimate.com/fileadmin/templates/page/scripts/downloadpdf.php?file=/uploads/tx_templavoila/AP_Climate_Engineering_Bickel_Lane_v.3.0.pdf

に、いろんな方法が載っている。たとえば、海でエアロゾルを作って上空に持ち上げて、凝結核を増やしてあげて雲を増やし、太陽放射を反射しましょう、みたいな。手作り Svensmark 法とでも言える方法?


そのほかにもいろいろ。Geoengineering と呼ばれているみたい。訳すと「地球工学」か。


大別すると、太陽放射を遮る方法 (solar radiation management, SRM) と、CO2 を回収する方法 (air capture AC) で、こちらの方が CO2 排出を減らすより安上がりだよ、と。


RealClimate の記事では Geoengineering の問題点を数々指摘していて、それはたぶんその通りだが、それはそれとして。


なぜ、日本ではこの手のことが議論されないのだろう?


いや、僕自身は地球をいじるのは気持ち悪いと思っている。AC はともかく、SRM はいやだ。だから、この手のことを自分から議題として考えることはないと思う。また、この手の案が出てきても、反対にまわりそうな気がする。


でも、日本人はみんなそうなのだろうか?


IPCC 派も、懐疑論者も、なぜこのようなことを考えないのであろうか?


それでも、たとえば CO2 を回収してどこかに埋める、みたいなことは考えているから、IPCC 派にはいないとはいえないのかな?一方で、懐疑論者はどうだろう?