「地球の平均気温」は意味がない、

うぉー、激しく読みてー!でも、金払ってまで読みたくねー!!!いくら安くても。


すんごいおいしそうなえさが釣り針の先についている。田中宇プラス会員に全力でなりたいと思った自分を、何とか抑制


http://tanakanews.com (田中宇ページトップ)
http://tanakanews.com/090628warming.php (私はログイン画面までしか行けませんが)

地球上に無数の観測地点があり、その各地点間の気温が多様な差異を持ち、多種多様な気候が発生して、それが次の日の気温や気候に反映されていく連続的な現象があり、その総体が地球の気候である。この非常に複雑な地球の気候の状態を、各地点の気温の平均値によって代表させることは、非現実的である。アンダーセンらは「各地点の気温の平均値が地球を代表する気温だと考えることは、電話帳に載っているすべての電話番号を合算して算出した平均値が、その町を代表する電話番号であると考えるのと同じ種類の、頓珍漢な話である」と主張している。


無料記事の方で書いてくれないかな。


なお、非現実的、というのは、ちょっと言い過ぎ。そもそも地球の気候の状態を一つの数値で計れないことは、誰だってわかっている。わかっているけれども、一方で、地球の平均気温だって重要な指標の一つ。


それじゃどうやって温暖化の程度を議論しましょうか、と言ったときに、ほかに何かいい指標がありますか?


それとも、こんなたとえはどうだろう。

この室内には無数の分子が含まれ、その各分子分子が多様な差異を持ち、多種多様な分子間相互作用が発生して、それが数ナノ秒後の分子の持つ運動エネルギーに反映されていく連続的な現象があり、その総体が室内の空気の状態である。この非常に複雑な室内の空気の状態を、温度という全分子の運動エネルギー平均値から計算される量によって代表させることは、非現実的である。


まあ、田中記事に対する批判としては、よろしくないたとえだけど、でも、田中記事で次の部分に出てくるアンダーセンのたとえ話よりはましだと思う。


あ、そっか、これがある。

日本中に多数の家計と企業が存在し、それぞれの間に多様な差異があり、多種多様な経済活動が存在して、それが次の年の経済状態に影響を及ぼす連続的な現象であり、その総体が日本の経済である。この非常に複雑な日本経済の状態を、それぞれの生産の総和であるところの GDP で代表させることは非現実的である。

それにしても、アンダーセン(誰、その人?)の話はひどすぎ。でも、このたとえに深くうなずく人が多いのも容易に想像できる。もちろん田中さんもその一人なんだろう。


うーーーー、せめて、だれか読んでる人、ブクマしてくれ。